音楽講習会をご存知ですか?音楽を専門的に勉強する・したい人達が、1週間から長いものでは1か月ほど、開催都市で生活しながら音楽漬けの毎日を過ごします。

音楽を学べるだけでなく、同じく音楽を勉強する仲間との出会いや、第一線で活躍する音楽家との出会いもあり、特別な時間を過ごすことができます。

ここでは、音楽講習会の目的を見て、そして日本の音楽講習会の紹介をします。

音楽の勉強をしている方、これから始めようと思っている方は必見です!

音楽講習会の目的

音楽講習会に行く目的は様々です。

・長期休暇をつかって、音楽漬けの毎日を送りたい

・いつもと違う色々な先生に見てもらいたい

・コンクール受けるための経験を積みたい

・他の学生のレッスンを聴講して刺激を得たい

など、色々な人がいるでしょう。

マスタークラス付きの音楽祭の場合は、指導してくれる先生のコンサートや、国内外のアーティストや、その音楽祭の卒業生の演奏を、間近で見られるチャンスになります。

海外講習会の場合は、留学先でつきたい先生を見つけるために行く人や、海外で音楽の勉強をすることで本場の空気を感じたい人もいるでしょう。

講習会といっても様々なタイプがあります。

・音楽祭タイプのコンサートがたくさんあって刺激を受けられるタイプ

・マスタークラスタイプの自分の演奏のレベルアップに専念するタイプ

・ソロの演奏ではなく、オーケストラや室内楽に特化したタイプ

どれも合宿での共同生活となるので、先輩や、新しく知り合う人とも話すチャンスがあります。

今の自分や、これからの自分が必要とする出会いが、きっと見つかるはずです。

また、これから音大が開催する高校生向けの講習会もあり、現在の自分のレベルを測り、音大の中で音楽を学ぶ経験を得ることができます。

国内の講習会(ソロ・室内楽)

宮崎国際音楽祭(宮崎県)

3月中旬~下旬の1週間、ミュージック・アカデミーinみやざき

(8月前半の2週間程度、宮崎国際音楽祭)

https://miyazaki-ac.jp/event/2021/4107/

ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ピアノのレッスンがある。

国内外の第一線で活躍する演奏家の講師陣による5回レッスン

受講料112,000円

霧島音楽祭(鹿児島県)

7月下旬~8月初旬

https://kirishima-imf.jp

ヴァイオリン、チェロ、ピアノ、フルート、室内楽のレッスンがある。

1980年スタートで、日本で最も歴史ある音楽祭。

クラスにより異なるが基本は4回レッスン。

2週間で50近くのコンサートがあり、

選抜で、オーケストラのコンサートに出演できたり、様々な出演機会が用意されている。

1人あたり受講料

(ソロ118,000/デュオ78,000/トリオ65,000/カルテット50,000/クインテット39,000)

NAGANO国際音楽祭&マスタークラス(長野県)

8月頭の1週間程度

https://www.nacpa.jp/service.html

ヴァイオリン、チェロ、ピアノのレッスンがある。

レッスン回数は4回。(弦楽器はアンサンブル3回)

受講料106,000

草津夏期国際アカデミー&フェスティバル(群馬県)

8月中旬~末まで

https://kusa2.jp

声楽、ピアノ、弦楽器、管楽器のレッスンがある。

音楽祭には毎年テーマがある。

(2019年はバッハからシューベルトへ、2021年はベートーヴェンから現代へ、2022年はロッシーニ生誕 230 年~その時代のヨーロッパ等)

国内外の著名なアーティストによるコンサートが豊富。

受講料110,000

いしかわミュージックアカデミー(石川県)

8月中旬~下旬にかけて1週間ほど

http://ishikawa-ma.jp/index.html

ヴァイオリン、チェロ、ピアノのレッスンがある。

レッスン回数は5回。

受講料145,000円

国内の講習会(オーケストラ)

小澤征爾音楽塾(長野県松本市)

https://ozawa-musicacademy.com/about

春は京都、名古屋、東京での公演、夏は1ヶ月程の期間を長野県松本市で過ごし、オーケストラを学べる。

オペラを通じて、若手音楽家を育成することを目的に立ち上げられた教育プロジェクト。

サイトウキネンメンバーのもとで、指導を受けることが出来る。

夏はセイジオザワ松本フェスティバルと同時期なのでコンサートを観にいくことも。

室内楽に特化した、小澤国際室内楽アカデミー奥志賀もある。

受講料無料。(※個人的な支出は本人の負担)

PMF(パシフィック・ミュージック・フェスティバル札幌)

https://www.pmf.or.jp/jp/audition/

7月上旬〜8月上旬の1カ月程度

バーンスタインがロンドン交響楽団と創設した音楽祭

世界三代教育音楽祭①タングルウッド音楽祭②シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭

約1ヶ月、毎週末のオーケストラ公演に向けた準備を中心に、室内楽や個人レッスンなど、音楽漬けの日々を過ごせる。

受講料無料。(※個人的な支出は本人の負担)

音高・音大受験のための講習会

ここまでの講習会は、音高生、音大生、またはそれらを目指す学生向けの実技の講習会でしたが、音高音大受験のための学校で行われる講習会もあります。(ソルフェージュ、副科ピアノ、実技等)

学校にもよりますが、演奏実技試験の模擬試験だけでなく、ピアノ科以外はなかなか人前で弾くチャンスのない副科ピアノの模擬試験が受けられたり、楽典やソルフェージュは、模擬試験を行い、クラス分けがあり、成績がつき、自分がどの程度の実力なのか分かります。そして、そのレベルに合わせた受験対策の授業が受けられる学校もあります。

受験生向けの講習会を実施している学校を載せましたので、これから音大を目指すという方はぜひ参考にしてください。

桐朋学園音楽学部

1948年に開設された「子供のための音楽教室」を土台とした、子供の教育が原点にある学校。子供のための音楽教室は4歳から入室可能。子供のうちから実技試験や、ソルフェージュのクラス分けによる授業、弦合奏、選抜の演奏会がある。

桐朋女子高等学校音楽科を附属とし、毎年国内外で活躍する演奏家を多く生み出している。

https://www.tohomusic.ac.jp/college/admissions/summer-school.html

東京音楽大学

1907年に設立された東洋音楽大学を前身とする日本で最も古い歴史を持つ私立音楽大学。2019年4月より、中目黒・代官山キャンパスが開校。お洒落なカフェの併設だけでなく、レコーディングスタジオや音楽ホールまで、施設の充実が際立つ。附属幼稚園、高校あり。

https://www.tokyo-ondai.ac.jp/cms/wp-content/uploads/2021/04/265ace786e4c9b296d37a405a9c954fe.pdf?fbclid=IwAR0he0XWPAdUTd16KDEBCLVX9yN5PfY2sxzdo1EY3U3juEdMttcPY1guI_A

国立音楽大学

1926年創立の「東京高等音楽学院」をルーツとし、1950年に新制大学として発足。

学科説明の最初に声楽がくるほど、声楽に力がある。附属幼稚園、小中高あり。

https://www.kunitachi.ac.jp/admission/seminar/preparation_seminar/summer_2021.html

武蔵野音楽大学

1929年創立。演奏学科の実技コースだけでなく、音楽総合学科(音楽教育コースやアートマネジメントコース)のコースも充実。複数のコンサートホールを持っている。江古田キャンパスの旧楽器博物館を「武蔵野音楽大学楽器ミュージアム」としてリニューアルし2022年春にオープンした。のだめカンタービレ - 原作の桃ケ丘音楽大学のモデル。

https://www.musashino-music.ac.jp/entrance/department/examination_lecture_summer_winter-2022/summer

洗足学園音楽大学

クラシカルなヴァイオリン、ピアノ等器楽コースだけでなく、ミュージカル、声優アニメソング、ジャズ、ダンス、現代邦楽、音楽教育、音楽環境創造コースなど、ありとあらゆるコースがある。多くのコースに発表の場が用意されているので、年間200回を越える定期公演があり、実践を積める。

https://www.senzoku.ac.jp/music/admission/exam_training