大学選びは容易ではありません。家族や担任の先生、進路相談の先生と相談をかさね、高校3年生はおおよそ夏までには志望校を決めます。これまで部活をやっていた人も本格的に受験にシフトします。また、5月に入ると全国の主要都市などで進路説明会があり、興味のある大学や学部の情報をあつめる高校1、2年生も多くなってきます。

6月ごろから秋にかけてオープンキャンパスがひらかれます。すでに申し込みを終えた方もいらっしゃると思いますが、やはり実際に見学してみると、華のキャンパスライフがイメージしやすく、苦しい受験期を乗り越える活力になります。

大学概要の説明会だけでなく、在校生によるコンサートや、教授・講師による模擬授業を予定している学校もあるようです。Webオープンキャンパスとしてオンラインで同時開催している機関もたくさんありますので、気軽に応募してみてください。

前回の記事では、四国・中国地方の音楽大学と、音楽専門科のある大学・短大をご紹介しました。今回は九州・沖縄地方の音大等を、気になる情報とともにピックアップしました!

平成音楽大学 音楽学部

https://www.heisei-music.ac.jp/ 

 平成音楽大学は熊本県にキャンパスを置く音楽大学です。音楽学部音楽学科は、演奏表現専攻の「ピアノコース」「管弦打楽コース」「声楽コース」と、音楽文化コミュニケーション専攻の「作曲コース」「ミュージックパフォーマンスコース」「電子キーボードコース」「サウンドデザインコース」「音楽教育コース」「音楽療法コース」の全9コースを設置しています。それに加え、「声優コース」が新設されることでも話題をよんでいます。1972年設立の熊本音楽短期大学を前身とし、九州地方の音楽教育の発展の一翼を担う伝統の学びやです。

・主要キャンパス

熊本駅(JR鹿児島本線、豊肥本線、九州新幹線)、南熊本駅(豊肥本線)

・学費(2022年度)

初年度 97万〜175万円 ※学科により異なります

 

      

・音楽学部在学生数(2022年5月)

230人

・必要科目

実技、副科ピアノ・声楽、楽典、ソルフェージュ、小論文 

※コース、選抜等により異なります

福岡女子短期大学 音楽科

https://www.fukuoka-wjc.ac.jp/ 

福岡県福岡市にある短期大学です。「演奏コース」では、豊富な経験をもつ第一線で活動する教授陣と、演奏技術と表現力のさらなる高みをめざします。2023年度には現在の「ベーシック音楽コース」がリニューアルし、「音楽総合コース」として誕生します。このコースでは、学生の目標に合わせたプログラムでレッスンが進められ、音楽療法士資格取得のための専門科目も設けられています。また、「演奏コース」と同じく、レベルに応じた楽典やソルフェージュなどの理論系の授業が展開されています。

・主要キャンパス

西鉄五条駅(西日本鉄道太宰府線)

・学費(2022年度)

初年度 151.6万円 

       

・音楽科在学生数(2022年5月)

38人

・必要科目

実技、楽典、ソルフェージュ、小論文 

※コース、選抜等により異なります

活水女子大学 音楽部

https://www.kwassui.ac.jp/university/

活水女子大学は、長崎県長崎市東山手町にメインキャンパスを置いています。音楽学部音楽学科では、「演奏表現コース」はピアノ、パイプオルガン、声楽、管打楽器、作曲の各専攻に加えて、教員免許の取得をめざす「音楽教育専攻」が新たに設置されました。「音楽文化コース」では、音楽業界のさまざまな場面で活躍する人材を育てるため、音楽メディア学習を中心に取り組みます。選抜試験には吹奏楽特待認定試験や、ピアノ専攻特待生制度もあります。

・主要キャンパス

メディカルセンター停留所(長崎電気軌道大浦支線)

・学費(2022年度)

初年度 192.1万円 

       

・音楽学部在学生数(2021年5月)

87人

・必要科目

実技、楽典、ソルフェージュ、小論文、国語総合(現代文)、外国語(英語) 

※コース、選抜等により異なります

大分県立芸術文化短期大学 音楽科

https://www.oita-pjc.ac.jp/

大分県立芸術文化短期大学音楽科では、「声楽コース」「ピアノコース」「管弦打コース」「音楽総合コース」のいずれかを選びます。「音楽総合コース」では、指揮、理論、作曲の分野から1つを選択し、専門的に学ぶことができます。国際コンクール受賞歴のある教授や、国内外で研さんを積んだ教授・講師に恵まれており、著名な音楽家を招いての公開レッスンも開講されます。

・主要キャンパス

大分駅(JR日豊本線、久大本線、豊肥本線)

・学費(2022年度)

初年度 66.9〜78.2万円 

※県内在住生か県外在住生かによって異なります 

       

・音楽科在学生数(2021年5月)

143人

・必要科目

実技、楽典、ソルフェージュ、国語総合(現代文)、外国語(英語) 

※コース、選抜等により異なります

鹿児島国際大学 国際文化部 音楽科

https://www.iuk.ac.jp/ 

鹿児島県鹿児島市にある鹿児島国際大学国際文化部には音楽学科が設置されています。1967年に創立した旧鹿児島短期大学音楽科を前身としており、2年制教育の鹿児島国際大学短期大学部音楽科を経て、現在の4年制へと移行しました。「声楽コース」「器楽コース

(ピアノ課程・ ピアノ演奏家課程)」「作曲コース」「器楽コース

(管弦打楽器課程・ 管弦打楽器演奏家課程)」からなっています。

・主要キャンパス

坂之上駅(JR指宿線、枕崎線)

・学費(2022年度)

初年度 160万円 

       

・音楽学部在学生数(2021年5月)

91人

・必要科目

実技、楽典、小論文 

※コース、選抜等により異なります

沖縄県立芸術大学 音楽学部

http://www.okigei.ac.jp/ 

沖縄県那覇市にある公立の芸術大学です。音楽学部は、音楽表現専攻「声楽コース」「ピアノコース」「弦楽コース」「管打楽コース」「作曲理論コース」、音楽文化専攻「沖縄文化コース」「音楽学コース」、琉球芸能専攻「琉球古典音楽コース」「琉球舞踊組踊コース」の、3専攻9コースから選択できます。学部卒業後、希望者は音楽芸術研究科、または芸術文化学研究科にて学問を深め、修士号を取得します。

・主要キャンパス

首里駅(沖縄都市モノレール線)

・学費(2022年度)

初年度 81.7万円〜104万円 

※県内在住生か県外在住生かによって異なります

       

・音楽学部在学生数(2022年5月)

177人

・必要科目

実技、副科ピアノ、楽典、ソルフェージュ、舞踊、小論文、口述試験、大学入学共通テスト※コース、選抜等により異なります

受験対策の心得

入試では、専攻楽器の実技、副科の実技、面接、小論文など細かく点数配分が決められています。選抜によっては、楽典や、コールユーブンゲンの歌唱、新曲試唱などのソルフェージュの科目も指定されており、倍率が高い場合は実技がよく出来ていても、それらの科目が少しでも低いとやはりマイナス評価になってしまいます。

しかし、楽典やソルフェージュの基礎をしっかりと学ぶことのできる音楽教室は、地方ではごく一部しかなく、その分レッスン料を高額に設定しているところもあるようです。

フォニムスタディでは、楽典やソルフェージュに特化した音大受験対策を受講することができます。(月額9,000円〜)

‍国内外の名門音大を卒業した音楽家が、あなたの受験をバックアップする「コーチ付プラン」(+月額10,980円)もご用意しています。

音大は、世界で活躍する教員の指導を受け、仲間たちと切磋琢磨しながら自らの腕を磨き、それぞれが夢見る目標に向かって突き進んでいく場所です。その道は、受験を志した瞬間から始まっています。

楽典やソルフェージュは、音楽をかたちづくる「土台」のようなものです。しっかりと築かれた土台があってこそ、演奏技術のレベルは上がり、表現の幅は増していくものです。