子どもに「将来は音楽を職にしたい!」と言われたら、多くの方は、音楽が学べる学校に進学させようと考えるのではないでしょうか。

楽器がギターやドラム、サクソフォンである場合、あるいは目指す音楽がジャズである場合、エンジニアの仕事に就きたい場合は、2年をかけてじっくり学べる「音楽専門学校」を選ばれると思います。

小さい頃から習っているピアノ、テレビで見て憧れて始めたバイオリン、高校の吹奏楽部で日々腕を磨いているトランペットやクラリネット。音楽家を夢見る子どものほとんどは、クラシック音楽を学ぶ「音楽大学」に入り、オーケストラの楽団員や、音楽指導者、自衛隊の音楽隊員などを志します。

しかし、「音大受験 方法」「音大 合格するには」などと検索してみると、概要は出てくるものの、その詳細は一般にはあまり公開されていません。音大を志すならやはり、生徒を何十人、何百人と合格に導いた有名音楽教室に入るのが、オーソドックスとされています。

しかし、それ以外にも方法はあるのです。

今回は、音大合格を叶えられる方法をいくつかご紹介します。

音大附属の音楽教室に入る

音大に勤務する教授や講師も所属しており、楽器のレッスンだけでなく、アンサンブルや合唱、ソルフェージュなどを、マンツーマンやグループで教えてくれます。

著名な教室に、全国に27の教室をもつ「桐朋音楽大学音楽学部附属 子供のための音楽教室」、東京池袋のキャンパスで学べる「東京音楽大学付属音楽教室」、東京と埼玉に計3ヶ所の教室がある「武蔵野音楽大学附属音楽教室」、全5コースを備える「大阪音楽大学付属音楽院」、毎週土曜に授業が開講されている「相愛大学附属音楽教室」などがあります。

音高/芸高/高校音楽科に入る

音高/芸高とは、音楽大学や芸術大学に附属する高校、高校音楽科は、音楽科を設けている高校を指します。東京都には、「東京芸術大学音楽学部附属音楽高等学校」「桐朋女子高等学校」「国立音楽大学附属高等学校音楽科」「上野学園高等学校」「総合芸術高等学校」などが、関西には、「京都堀川音楽高等学校」「西宮高等学校音楽科」「夕陽丘高等学校音楽科」などがあります。

音高/芸高/高校音楽科は、普通科に比べて、文科省指定教科の時間配分が減らされている分、実技やソルフェージュ、楽典などの専門授業が充実しています。また、親大学の音大と並行して教えている先生が多いため、質の高い指導を受けることができます。

音大入試の際に専攻楽器の実技以外が免除される学校もあるようです。音高/芸高はとくに、音大合格を確実に叶えられるであろう一番の近道といっても間違いではなさそうです。

講習会やオープンキャンパスに参加する

多くの音大では、音大受験を志す中高生のための講習会やオープンキャンパスが定期的に開かれています。教授や講師から実際にレッスンを受けられたり、在学生の先輩のレッスンの様子を見学できるようです。

授業後には、教授や講師に質問をできる時間も取られています。受講生の中には、教授に大学外での個別レッスンをお願いする人もおり、受験直前まで見てもらうことができると合格に手が届きやすくなります。

海外の音楽院と提携している音大では、その音楽院の教授や、ヨーロッパに活動拠点を置く一流の音楽家を招聘しています。マンツーマンで指導を受けられる講座もあるようです。

音大出身者のツテを頼る

地元の小さな音楽教室に通っていて「音大受験なんて何をしたらいいかわからない…」という方は、教室の先生に、音大で教えている方もしくは音大出身の方を紹介してもらいましょう。

音大に所属している講師や、音大を卒業された方は、少なからず音大の教授陣につながるコネクションがあります。お願いしてみると、専攻楽器の教授を紹介してくれるかもしれません。もしくは、教授を退官した先生にたどりつけるかもしれません。

コンクールを受けて良い成績を残す

地元で開催されているコンクールでも、審査員の名前を見てみると、一流音大の教授の名前があることがしばしば見られます。賞を取ると、名前を覚えてもらいやすく、その後、審査員からお話を聞けたり、個人レッスンを受けられるチャンスがあるかもしれません。

都心で開かれる大きなコンクールでなくとも、チャンスはあります。地方の音楽協会や楽器店などが主催するコンクールが、全国各地で開催されています。

通信で学べる教室を探す

昨今、オンライン学習のシステムが開発され、自宅にいながら本格的な授業を受けることができるサービスが増えてきました。

フォニムも、高レベルの授業を提供するオンライン学習サービスのひとつ。楽器演奏に必要不可欠な「楽典」や「ソルフェージュ」の基礎を磨く音大受験対策講座「フォニムスタディ」をご用意しています。(月額9,000円〜)

また、‍国内外の名門音大を卒業した音楽家が、あなたの受験をバックアップする「コーチ付プラン」(+月額10,980円)もありますので、実技の対策もバッチリ。

「地方に住んでいて音楽教室に通うのが大変…」という方も、気軽に始めることができます。音大受験は、実技の対策方法を知り、良い先生、良い学習教材を見つけることができれば怖くはありません。

合格をめざして、新たな一歩を踏み出しましょう!