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土谷 茉莉子

フォニム音楽講師紹介

普段の活動

弦楽四重奏やピアノ四重奏などの室内楽を中心に活動しています。近年はソロで演奏する機会も多く、2018年はハチャトゥリアンとチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を演奏しました。

ハチャトゥリアンをはじめとした近現代の作品が好きです。近現代の作品の楽譜はまず譜読みの時点で難解なものが多いのですが、私は楽譜に入り込むことに抵抗を感じないタイプだなと思います。知的好奇心が旺盛なので楽譜から知識を得るのが好きで、大学時代は弦楽科よりも作曲・指揮科の方が友人が多かったくらいです。

20代のときは幅広いジャンルで活動していました。オーケストラに演奏者として参加する傍ら、スタジオに入って映画やゲーム音楽の収録にも参加していました。アーティストの武道館ライブのバックミュージックとして演奏したこともあります。

ヴァイオリニストにはオーケストラに所属するという人も多いのですが、自分は弦楽四重奏の道を選びました。交響曲は好きですが、オーケストラよりは個人の表現の自由度が高い弦楽四重奏が自分に一番合っているかなと考えて今に至ります。

 

これまでの指導経験

大学一年生からヴァイオリンを子どもたちに教え始めました。色々と試行錯誤しながら教えてきましたが、みんな不思議と自分そっくりの演奏になるみたいで、「休符が甘いところまで茉莉子にそっくりだぞ」なんて言われたこともあります(笑)。当時小さい頃から教えていた生徒のうち5, 6人はいま音大でヴァイオリンの勉強をしています。

その後約5年間、私立高校の普通科でヴァイオリンを教えていました。その学校は音楽科もあるのですが、自分が教えていたのは趣味でちゃんと習いたいという普通科のための放課後特別クラスでした。フォニムと少し似ていますね。フォニムの講座で使用する教材の作成にその頃の経験が活きています。

趣味で長年音楽をよく聴かれる社会人の方だと、私よりいろいろなことをご存知の方もいらっしゃいます。かつての名盤や、隠れた名曲を教えてくださることもあり、度々勉強させていただいています。

 

お気に入りの曲

母国語を話すかのように自然な表現で弾けるのはバッハの作品だと思います。ロシアやハンガリー・チェコなど東欧の作品も性に合っているようで、楽譜に書いてあることを違和感なく表現することができます。以前トルコ大使館のイベントで現地の伝統音楽をヴァイオリンで演奏したことがあるのですが、好評を頂きました。バッハとロシア近現代音楽の演奏が得意な一方、実はロマン派が少し苦手です。

クラシック以外にも色々な音楽を聞きます。Led ZeppelinやU2などのUKロックが好きです。あとはパフュームみたいなテクノ系の音も好きですね。母が胎教で喜多郎の「シルクロード」を延々と聞いていて、電子音が体に染み付いているからでしょうか(笑)。

 

ワークショップのおすすめポイント

コミュニケーションのツールの一つとして音楽があると思っているので、音楽で会話を楽しむくらいのつもりで参加していただきたいです。私は色々なことに興味があって話を聞くのが好きなので、ワークショップではみなさんがどのようなことに関心をお持ちか教えてくださいね。ヴァイオリンの技に関心がある方、楽曲が好きな方、色々な動機に合わせてワークショップのアレンジが可能です。

教えるときは、他の講師の方に習ってもニュアンスが通じるように、個人の特性や体格に頼らないようなオーソドックスな指導法を心がけています。私が幼かった頃、転勤が多くて移動するたびにヴァイオリンの先生が変わっていました。新しい先生につくたびに指摘されることが変わって戸惑っていたのですが、その経験のおかげでいろいろな教え方を知っていますし、「これを言われると困るだろうな」というのがある程度わかります。

他には、実はヴァイオリンのレッスンではよく天気の話をするんです。雨の日は湿度のせいで弓がのらず、個人の力量とは関係なく音が鳴らしづらいので、雨の日はエクササイズを別のものにするなど柔軟に対応しています。

 

参加者のみなさまに向けて

音楽の良いところは、人が集うきっかけになることだと思います。作るために集まる、聴くために集まるなど、目的はいろいろです。気軽に音楽にアクセスできる今の時代、みなさん聴く音楽は異なると思いますが、フォニムのような音楽を共有して一緒に学べる場もなお大事だと思います。ここで学んだことを生かして、より各自の趣向にあった楽しみ方を深めていける、そういう機会をご提供できれば嬉しいです。

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ヴァイオリニスト 神奈川県出身。東京藝術大学音楽学部器楽科卒業。北鎌倉女子学園中学・高等学校音楽科卒業。ヴァイオリンを岡山潔、漆原朝子、漆原啓子、矢嶋佳子、田中六七子の各氏に師事。第33回コンセール・ヴィヴァン新人演奏家オーディションに弦楽四重奏で合格、以後ソロ・室内楽を中心に演奏活動を展開。

2007年より東京丸の内で開催される音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」に出演、近年では弦楽四重奏やピアノ五重奏でエリアコンサートに数多く出演し、期間最大観客数を集めるなど毎回好評を博す。東京藝術大学プロデュースコンサートシリーズinレクサス、in東京ガーデンテラス紀尾井町に出演。現在はかもめカルテット(弦楽四重奏)の第1ヴァイオリン奏者を務め、同大学邦楽科の特殊研究授業においてチェコ共和国出身の作曲家V.Matousek氏作曲の邦楽作品を初演するなど、近現代作品にも意欲的に取り組む。

2018年1月には田尻真高氏指揮 (Regenbogen Orchestra) にてハチャトリアン、11月には沖澤のどか氏指揮(東村山交響楽団)にてチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を演奏。
現在、神奈川県立光陵高校弦楽部、戸塚区民オーケストラなどのトレーナーを務める。

2019年3月より株式会社フォニムにて講座監修

 
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土谷講師のガイダンスはこちらから

東京藝術大学出身のプロのヴァイオリニスト・土谷茉莉子氏がバッハからパガニーニまで名曲を演奏・解説し、未経験・初心者の方向けにヴァイオリンの魅力や上達の道のりをお伝えします。あなたもきっとヴァイオリンを手にとってみたくなるに違いありません。

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