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クラシックギター
 
October 14, 2021

「10年の時空を超えて甦る音といいますか、本当に特別な空間でした。」【Phonim Music人気アーティスト #04 岡本拓也】

Phonimは、国内最大級のオンライン音楽レッスンサービスです


インタビューシリーズとして、Phonimの講座に出演する世界的なアーティストの皆さんから、出演の感想や音楽活動についてお話を伺います。

今回は、ギター講座に出演中の岡本 拓也氏が登場。


世界の舞台で大活躍を続けるギタリストの、普段聞けない素顔に迫ります。

音楽との出会いを教えて下さい

父が大昔にギターブームの中で買ったけれど、全く使っていなかったギターが押し入れにありました。

「家のギターを持って小学校の教室に参加しまして、楽しくてやめられなくなった。それが始まりです。」

小学校のとき、ゆとり教育の影響で放課後に時間ができたり、土曜日が休みになったんです。

そういった時間を利用して、私の小学校の保護者会の人たちがいろいろなところからボランティアの先生を呼んできてくれて、子供たちを対象に色々な教室が開かれました。


その中にクラシックギターの回がありました。

私も、家のギターを持って小学校の教室に参加しまして、楽しくてやめられなくなった。それが始まりです。

 

今まで訪れた国で一番好きな国とその理由は?

好きな国ですが、やはり留学していた国、オーストリアになります。

首都のウィーンは割と栄えていて、それでも他のパリとか大きなところに比べるとコンパクトな都市です。ちょっと首都を離れると牧場があったり牛がたくさんいたりと田園風景が広がっています。

夏休みになるともっと山の方にいったり、もともと海派だった私がもう山好きになるくらい(笑)、自然が豊かな国です。

「もともと海派だった私がもう山好きになるくらい(笑)、自然が豊かな国です。」

人々も、優しくて、暖かくて、のどかで、ひたすら穏やかですね。

酪農も盛んなので、チーズとか牛乳、ぶどう畑でできた白ワインも美味しいですよ。

 

疲れたとき「これを食べれば元気になる」という食べ物を教えて下さい。

チョコレートですね。本番前は必ずチョコレートを食べます。


きっかけは、ある時、知り合いの家にお邪魔してとても美味しいご飯やワインをいただいていたのですが、冷や汗を書いて、顔が真っ白になってパタンとソファーに横になってしまうという、とてももったいない経験をしました。

友人に、これは低血糖だね、と言われまして。それから日常的に意識して甘いもの、糖分を取るようになりました…。


「日常的にチョコレートを食べます。なおさら本番前は欠かせません。」


疲れた時というより、あ、足りていないな、と思った時は必ずチョコレートを取ります。

なおさら、本番前はかかせません。

 

ステージに立つ時と普段のおしゃれ、ファッションのこだわりポイントが有れば教えて下さい。

何か拘っているものがあるとすれば、靴はとてもこだわっています。

留学中に貧乏旅行で行ったイタリアのフィレンツェで買った靴を、今でもとても大切に手入れしていています。

茶色の革靴ですが、時折本番でも使っていて、きゅっとシルエットがしまって見える靴です。

「貧乏旅行で行ったフィレンツェで買った靴を、とても大切に手入れしていています。」


一時はそれに合わせてシャツもいろいろ着ていたのですが、今では体に合わせて作っていただいた白いYシャツをメインに、ときおり他の色も使っています。

やはり何より、ステージでのシルエットが美しく見える方が良いのではないかな、と思っている今日この頃です。

 

最近みた、素晴らしい景色、瞬間を聞かせて下さい

素晴らしい瞬間のお話になります。

私がギターを始めた頃からお世話になっていた恩師がいらっしゃいます。

亡くなってしまったのは2010年、私が留学する1年前です。


その後、私は留学して7年間が過ぎ、帰ってきて、すでに2年ほど経ったのですが、ある日奥様から連絡があり、先生が弾いていたギターを譲り受けて欲しい、とのことでした。

お伺いして、先生が亡くなられてからケースも開いていなかったギターを開けて弾いて、その時の瞬間の鳥肌が立つような思いは今も忘れられません。

10年の時空を超えて甦る音といいますか、本当に特別な空間でした。


その楽器は、いま大切に手元にあります。

これをさらに弾き込んで、色々な演奏の場でも使っていくかもしれません。

ぜひ、楽しみにしていただければと思います。

岡本 拓也氏 プロフィール

千葉県出身。 10歳よりギターを始め故平塚康史、篠原正志、ウィーン国立音楽大学にてアルバロ・ピエッリ各氏に師事。2018年11月、同大学院修士課程を満場一致の最優秀成績で修了。歴史的演奏法をインゴマー・ライナー、リュート演奏法をルチアーノ・コンティーニ各氏のもとで学ぶ。これまで福田進一、大萩康司、松尾俊介、デヴィッドラッセル、ライナーキュッヒル各氏のマスタークラスにおいても大きな影響を受けている。

2016年から2017年にかけてオーストリア、ドイツ、チェコでの5つのコンクールいずれにおいても第1位もしくは第2位を受賞する。 2018年、浜松市文化振興財団主催のアクト・ニューアーティストシリーズに出演し、6月には今日世界最高峰レベルのスペイン・アルハンブラ国際ギターコンクールにて第2位を受賞。 2019年にはファーストアルバム「7つの指輪~Sete Aneis~」をリリースし、レコード芸術特選盤に選定された。

フォニム ギター講座

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