プロ直伝!失敗しないバイオリンの弦交換

弦を張り替えるタイミングは、弦が切れてしまった時/本番で良い音を出したい時/寿命がきて音質や音量が劣化してしまったり、巻きが取れてしまった時、などです。
弦を新しく張り替え直すと、音の輝きは増し、楽器がよく鳴り響くようになりますが、替えたての弦は、弦が狂いやすく、いつも以上に調弦をすることになります。

調弦に慣れていない場合に、4本全部の弦を張り替えたい時は、いっぺんに張り替えるよりも、タイミングをずらして1~2本ずつ、日にちを分けて張り替えることをオススメします。
その場合、太い弦の方が、弦が安定してくるまでに時間がかかるので、G線→D線→A線→E線が良いでしょう。

練習する時間にもよりますが、個人的には、G.D線は3~4日、A線は2~3日、E線は半日程度で安定するイメージです。

それでは張替え方を見ていきます!

①切れた弦、替えたい弦を、糸巻きから抜き取る

・ペグを手前に緩めて、弦を穴から抜き、テールピースの穴からも抜きます。

切れた弦は捨てて問題ありませんが、まだ使える状態の弦だったら、ストックしておきます。
新品のストックの他に、使用済みで伸びきっている弦(新品よりは狂いづらい)のストックがあると、
突然切れてしまって、緊急で張り替える時に安心です。
使用済みの弦は、袋に戻し、張り替えた日をメモしておくと、便利です。


②新しい弦を、糸巻きの穴に差し込み、回していく

・糸巻きの穴に1cmほど弦を差し込み、ペグを奥に回し、弦を巻きつけていきます

(穴に差し、1cmほど出ています)
(巻きつけ途中)
(とりあえず完成形)

A線E線は右側にペグがあるので、右側に巻きつけていき、D線G線は左側にペグがあるので、左側に巻きつけていきます。

巻きつけていく側を間違えると、弦が斜めに張られる事になり、糸巻きが緩みやすい原因になったり、他の弦にも影響してきます。

(左側にペグがある線なのに、右に巻きつけてあり、斜めになっている)

③ある程度回したら、テールピースの穴に、弦のボールを差し込む

・糸受けの溝、駒の溝に、弦がしっかり埋まっているか、確認してください。

(入れて)
(差し込む)
(糸受けの溝)
(駒の溝)

フルサイズの楽器にも、E線にはアジャスターがついている楽器が多いです。
アジャスターといっても、いくつも種類があるので、ご紹介しておきます。

ボールエンドタイプのアジャスター
(ボールエンドタイプ)
(ボールエンドタイプ)

これはテールピース(黒い部分)から独立しているタイプで、引っ掛けて使います

(ボールエンドタイプ)
(ボールエンド引っ掛け)
ループタイプの弦専用のアジャスター
(ループタイプの弦専用)

ボールエンドのこちらのタイプ、
ボールの向きを間違えて、回した瞬間に切れた事がありますので、本当に繊細なものです。

これだと大丈夫


これはNGのようです

また、E線は細いので、直接駒に当てていると、駒に弦が食い込み、傷ついていきます。
食い込み防止のために、駒に薄皮がついている場合もあります。

(薄皮)

薄皮がついてない場合は、E線に付属しているチューブを活用してください。

④回し続けて弦の緩みがなくなってきたら

・音の高さを確認しながら最終調整

緩みがなくなってきたら、あるべき音程に近づいてきています。
慣れていない場合はチューナーをつけて、回していない方の手で弦をはじき、確認しながら回していきます。

一気に回してしまうと、弦が切れてしまったり、駒が倒れてしまうので、1~2mmずつ回すつもりで、繊細に繊細を重ねてください。


固くて回らない時は、一度、手前に回して、緩めてから回すと、動くこともあります。
奥に回しているのに、緩んできてしまう時は、奥に回しつつ、少し押し込みながら回すと、固定しやすいです。

どうしても固い、緩んでしまう時は、専用の塗るものもあります。
糸巻きのコンディションは、乾燥や湿気によって、大きく左右されてしまうので、心配な時は楽器屋さんで相談してみてください。

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